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 えー、本日午後、親戚のツテを頼り、必死こいて手に入れた試写会チケットでもって、行ってまいりました見てまいりました。

 映画『小さき勇者たち―GAMERA―』

 …………も、涙ぼっろんぼろんでした……。



 我が家の神はGAMERAです。

 ……何をどしょっぱつから言うとんじゃーっつー話ですが。

 ええ、それくらい好きだというだけの話です。

 うっかり海で陸亀ひろってきちゃうくらいカメを崇めて三千里。

 そんな特撮大好き(ゴジラは邪道)星間が最初にガメラを見たのは1995年……約11年前でした。

 あの緑の瞳と大きな口と白い牙と何よりあの美しいモスグリーンの巨体と甲羅……!!

 それからというもの家族ぐるみでおっかけした平成ガメラ三部作。

 グッズを買い集めアクセサリーは勾玉一色、果てには背負うための甲羅やガメラケーキまで作る始末。

 だーッ!もう、思い出すにカッコイイったらありゃしねぇ(LDなら特別版がウチにあるんだから見ればいいのに)ガメラの勇士……!!

 というか映像が洒落にならんくらいカッコイイんだよねガメラはさぁ……うっとり。

 おまけにただの怪獣映画じゃないんだよね……こう、地球環境とか古代遺跡とか現実かつミステリアスな怪獣なんだガメラは!!

 人間の味方だなんだと言われつつ、実は地球の生態系の味方なんじゃあないか云々、という憶測をのこして三部作は終わりを告げ……。



 それが。

 今年、ファンタジー映画になって帰ってくるというではないかっ!

 しかも舞台は名古屋だよ!!

 その情報が入ってくるのがあまりに遅かったために、エキストラ出演を逃した馬鹿……!!

 あああああッ!思い出すに悔しい今年の9月!!万博に現を抜かしていたばかりに知り逃した情報……!!

 あたしも弟も大須商店街を走り回りたかったよう!!



 以下ネタバレ感想です。


 そんな今回の映画は、かつての平成ガメラとはまったく違う背景で作られました……。

 33年前、人間をギャオスから守るために自爆したガメラ……という過去から始まるんですが、これ聞いた時、ガメラ3の最後の結末は、あの大発生したギャオスと自爆だったのか……!!とグッとキたのですが、どうやら違ったようですね。まったく無関係のようです。

 だってちっこいんだもん。かっこよくないし……。

 でも泣いた。

 冒頭数分でもう泣いた(またか!)

 何故ってお前!ギャオスに生きながら食われてんだぜガメラが!!

 うそぉぉぉぉぉぉ!!!!(蒼白)

 もんのすごいショックでした……まさかガメラがギャオスに食われるシーンをこの目で見ることになろうとは……。

 しかもギャオス3匹がかり。ガメラ総受けにもホドがあんだろォがァァ!!(死ね)

 そんな、群がるギャオスを巻き添えに、自爆するガメラ。

 ………………ッッ!!(声にならない)

 嘘だァァ!!ガメラぜってぇ自爆なんてしねぇよ!!だってたった3匹だろォ!?

 ……開始数分で、私の中のガメラ最強伝説は幕を閉じました……まぁ、期待しちゃいなかったけど。

 だってホラ、別物。(自分を励ます)



 そんなガメラに救われた少年は、33年たった今、同じ年の息子を持つ父親に成長していた……。

 という始まり方。

 で、その息子が主人公なんだけどね。透くんっていう。

 たしかに、ホントに子供向けでしたハイ。

 母を交通事故で亡くして、父一人子一人になっちまった初めての夏休み。透はカメの卵を見つけ、孵化に立ち会う。トトと名づけたそのカメは、透や友達、幼馴染の舞に見守られ、どんどんデカくなり……そして謎の巨大人食い怪獣ジーダスの登場と共に姿を消す……そして再び現れた時、トトはガメラになっていた!!(じゃじゃーん!)

 ……そんな話です。笑っちゃうくらい子供向けですねハイ。

 でもこれがね……泣けるんですよ……!!

 政府は、ガメラが人間の味方だって信じ込んで、ある意味頼りきってるから、ジーラスとガメラを戦わせようとするわけですよ。

 ところがまだトトはちっこい子ガメラなので、どうにか成長させようと企むんですな。

 名古屋医科大学にガメラは連れて行かれ、成長させるための薬を打たれたり各種実験させられたり……と。

 ……な、なんて哀れなァ……!!

 お前らァァ!!ちょっ、そこの!おっさん!!学者だかなんだかしらねーがバチあたんぞバチぃ!!そこにおわすデケェカメがどなた様だと心得るかァ!!天下のガメラさまだっつーの!!離せよ離せぇ!!今から医科大行ってぶちのめしたろかコンチクショーがァァ!!

 ……そんな気持ちになりました。舞台が身近だとリアリティも増しますね。

 だって、実験台にさせられてるガメラなんて……!!もうショック……。

 そんな名古屋中心部に再びジーダス現る。

 実験の甲斐(?)あってか、ちょっとデカくなったガメラは、再びジーダスに挑む……!!

 ……でもデカいっつったって、平成ガメラは80メートルあったんだもんな……名駅ツインタワーだってボッキリ折れちゃうようなそんな素敵な体格してらしたもんね……。

 今回のガメラは、ツインタワーの一本にズボッとハマるような、そんなサイズ。

 ……間抜けだったなぁ。いや、可愛かったけど。

 ジーダスの半分くらいだったかな。

 そんで、小さいが故に負け気味なガメラに、エネルギー源である赤い石(これがまた勾玉っぽいんだよ)を届けに行こうとする透と友人たち。

 ところが、手術の為入院中の舞に、それをお守り代わりに貸していたので、それをどうにか受け取ってガメラに渡さなくちゃいけない……。

 怪獣たちのバトルでめちゃくちゃになった街を子供たちが走る!!

 ……これがね、ホント泣けた……狙いすぎだと言われても構うものか!!ベタだと言われても構うもんか!!

 お前、必死こいて逃げる大人たちの間を、すり抜けて走る子供たちのリレーが、どんだけ命がけか判るってもんでしょうが……!!

 ……う、いかん、思い出したらまた泣けてきた……。

「トトはまだ子供なのに逃げないで戦ってるんだ!だから俺も逃げない!」

 って透が言うんですよね……そんな台詞は子供じゃないと吐けないと思うのよ……。

 でも、その後に、お父さんが、

「トトはお前が逃げるために戦ってくれてんだ!お前がそれで死んだら、トトが喜ぶと思うのか!」

 って言うんです……それもすごいわかっちゃうので……ああ、お親と子って難しいんだとホントに思ったんですが……。

 最終的に、「父さんも一緒に行くからな!」ってことになるんですけど、そんな大人になりたいと思いました。

 でもその根底には、お父さんがちっさい頃、目の前でガメラが自爆したことで助かったっていう記憶があって、周囲の大人は皆喜んでるけど自分はなんだか釈然としなかった、そういうことがあったからじゃあないかと……。



 透にとっては、トトは死んだ母親の代わりの心の支えなんだけども、でもそれは、自分が親代わりなんだと思えることで得た強さであって。

 大人たちは自分の都合で、害獣と戦ってくれるガメラを求めていて、守ってもらうことしか考えてない。

 でも透は、子供たちは、ガメラを守るために必死に走るんですよ……。

 非力で弱くて小さくて、でもそんな彼らだけが、巨大なガメラを守ることが出来るんだと。

 今まで守られる立場の人間が、ガメラを守るために動く、そういう見方が出来るという意味では、本当にすばらしい作品だったと思うです……。

「小さき勇者たち」という題は、もうこれ以外に無い、という感じで。



 ああ、それにしても、初めてトトが回転して飛んだ時の、あの感動は……っ(涙)

 そんでもって、初めてプラズマ火球吐いた時の、あの感動といったら……!!(号泣)

 なんか……親の気分というか……(照笑)

 や、かつてのガメラを知っているからね……そう思うんでしょうが。

「と、飛んだァァーーーーッ!!」

「火ィ吹いたァァーーーーッ!!」

 ……いちいち新鮮(笑)や、基本なんですがね、それがね。



 まぁ、その、怪獣映画としては三流だとは思いますよ。アクションは違和感だらけだし、スピード感無いし、リアリティ無いし、敵怪獣の攻撃はワンパターンだし。ガメラも可愛いっちゃ可愛いけどカッコよくは無いし。

 平成ガメラが凄すぎたんだな……アレはホントに「主人公ガメラ!!」って感じだったから。

 子供向け……というか、ガメラ&ジーダスたちも、すんごい餓鬼っぽかったですからね。

 優等生のチビ・ガメラと図体デカイガキ大将・ジーダス、みたいな(笑)

 だってツインタワーで遊んでるようにしか見えないん……。

 ちなみにジーダスのビジュアルはトゲトゲエリマキトカゲです。尻尾がトゲ付きムチみたいで卑猥(笑)めっちゃビシバシやってた。間違いなくSですヤツは。

 それはともかく、名駅やら大須は怪獣に破壊されまくったようでした。うーん、今度行ったら穴ァ開いてんのかしらツインタワー。





 そんなこんなで復活したガメラですが。

 ……今度はぜひ、本格怪獣映画としてよみがえって頂きたい。

 あの優しく美しくそしてカッコイイGAMERAをもう一度ォォ!!



 ……DVDBOX買うかぁ……(ボソッ)。
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