訳も無く涙が出る時の感覚

　　

　

　がっつり涼しくなってきたのでそわそわしてます。

　特に日が沈むともう風は冷たいくらいなのでそわそわします。

　何がそわそわするかって何かもう創作意欲とかそういう物らしいですよそわそわ。

　なんか胃の中がぞわぞわすんの。手がわきわきしちゃって、頭ん中ぞくぞくしてんの。

　ぞわぞわと生えてくる感じ。ひひ、脳細胞が生きてる感じ。

　季節の変わり目は危ないんだ実は。感情論が言葉にならなくて頭かきむしったり反対に内側に篭ってみたりすんの。そんで受話器叩き付けたり人を言葉で扱き下ろしてみたくなったりするの。信頼を裏切ってみたくなったりするの。どんな反応するのかなうふふ。

　考えてる言葉が全部小説の文章みたいになるのそれはいつもなんだけどそれがハイスピードで猛スピードで次の瞬間には走り去ってるの。いざ書こうと思ったときにはその時の言葉はどこにも残ってなくてその時走り去った爽快感だけが残ってるの。

　あああああ鳥肌が立つくらい刹那的。

　言葉で掻き乱してるのか言葉に掻き乱されてるのか分かんないの今なら全部言葉で表現出来る気がするの中途半端が良く似合うそんな時期だから。

　美しくて乱雑で曖昧な景色と温度を感じることが出来る季節だからいつもそう。思い出す暇もなく走り去ってく感じ、書き留めたら終わりな気がするのいや書き留められないんだけどさ。だってそれは狭間だから隙間だから名付け様がなくてでもぞわぞわと。

　命を消化していく時間だから。今は。冬に向けて。