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 夕焼け小焼けで日が暮れてー……っと、日が短くなってきましたね。24時間は変わらないはずなのに所詮人が切り刻んだ時間なんて感傷には関係ねーよということですかね。

 お久しぶりです、星間です。こんばんは。

 夜が長い方が素敵だと思うのは冬生まれのせいですかね。



 今日の夕焼けは恐ろしく美しかったです。

 大学が山の上にあるってこともあるんでしょうが、4階の西の窓から眺めた、万博跡の観覧車のシルエット、その斜め上にギリギリ存在を許されてるような細い細い三日月が浮いてましてね。

 もう陽は沈んだあとだったんですが、焼けたように一面真っ赤で、雲が水平線みたいに地上を縁取って。上から浅黄色が降りてくるんですよ。

 ずっと見てると判るんだけど、雲のふちのまた橙色に光っているところが徐々に消えていって、にごった黄色から昏い水色に染まっていって、三日月のバックが、青かと思えばもう群青。

 藍染めっていうのはこういう風なのかもしれないと思いました。じわじわと青に侵食されていく赤。でも境目が決して紫ではないのは、光の三原色の原則……かあるいは、何か、黒を引き連れてやってくる紫を先に出せない理由でもあるのか……。

 写真に収めたいなぁと思いましたが、カメラもないし携帯も古いもんですから、写メ撮ってもそう綺麗にはとれないんで諦めました。しかも三日月ですからね、光源少なくて多分写らないんじゃないかと。

 何にせよ、素人腕で写せる真実じゃあないなとも思いましたが。

 玄人なら写せるかというと、まぁ、物にもよるんでしょうが。でも写真家と呼ばれる方の何割かは、確かに、真実を写すちからを持っているのだろうと思います。

 去年の今頃は、月なんてかすんでしまうくらい夕焼け空にケバケバしく輝いて夜遅くまでエメラルドグリーンに回転していた観覧車で、それはそれで当時の真実だったと思うのですが(でなかったらあの景色が心に残っているわけがないので)、夕方5時で閉園してしまう公園のシンボル的に真っ黒に佇む観覧車も、中々いいものです。景色と一体化している、という意味では、もうあの場所も日常と同化した場所なんでしょうね。

 それでもリニモは相変わらず、空と地上の境目を走っているわけで。まるで銀河鉄道。

 この学校からの景色は、少なくとも夜間の人間にとっては、非常にロマンチシズムに浸れます。

 帰りだって、晴れ渡ったミッドナイト・ブルーの下を、星を見ながら行くわけですから。

 ふふ、文学的。

 夜間主無くなれば、必然、こういう景色を見る人はいなくなるんだろうなぁ。それだけでもう、勿体無くて。いや、金がどうこういう問題じゃなくてね。

 夜の側、だから一緒にいたいと思える人達は、きっと沢山いるんだろうにな。



 秋の夜長、ってそんなに時間はないんだけどね。色々考えてしまうから長く感じるんだろうかね。センチメンタル、と言うほどセンシティブな人間でもないからな。多分ただのナルシスト(笑)

 明日の夜も晴れるといいですね。星が見たい。
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