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 本日授業の発表でした。

 先々々週が本番だったのだけど、どうにも喋ると止まらない助教授なので、半分以上を持っていかれて延長となり、先々週は休講、先週は私の次の担当の子の発表でした。ええ、順番変わると困りますよねホント。



「老子」の発表だったんですが。

 担当は第三十九章。

 ……何を思ったか、「第三十九訓」と、前回書いていたらしい。そして今日も「三十九訓」とナチュラルに口にしていたらしい。

 ……友人にツッコまれて「……嘘ォ」と。

 ……ぎ、銀魂かィ(笑)



 ともあれ、「第三十九章」は「一」についての思想。

 漢文の面白いところは、漢字しか並んでないから、好き勝手に読めるというところなんですが。

 「一」ってのは、最初であり全てであり極地でもある……と、深すぎるわけで。

 世界が混沌としてた時に、「一」に清く青いことを得たものは空になり、「一」に安定や安らかさを得たものは大地になり……と、それぞれ違う「一」を持ってこそ、空は空であり、大地は大地であり、王は王である……というような解釈をしたのですけどね。

 どうも、選考解釈を探ると、「一」=「道」という解釈が大多数です。

 まァ、「道」てのは、老子の最重要キーワードではあるんですが。

 この発表の為に、一方的に惚れ込んでいる絵描き様を引きずり出してきました……その節は本当に有難うございました(届いてないと知りつつ)。

「一」を語らせたらこの方の右に出るものはいないだろうと思っていました。正にそのとおりだったわけですが。

 抱え込んだ「一」が、何もかも無くなったときにそれでも残る「一」が、絵を描くことであると、その人は仰っていて。

 それ故に、その人はその人の「道」を歩んでいくんだなぁと、涙が出ました。

 信念とか、魂とか、そういう大げさなもんかもしれないけど、でもそういうものを全部とっぱらっても、残るものがそれぞれの「一」だというか。

 それが無くなったらそれとして存在できない、てのは三十九章も言ってるんですが。

 その存在を存在させようとしているもの、が。

 幾つもあったら、それはそれで大変だしね。だからひとつなのか、というか。



 ……いや、老子は飽きないなァ。
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