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星間は京極夏彦作品が好きです。

代表としては「京極堂シリーズ」が好きなんですが。ええ、あの「弁当箱本」と言われてる分厚いノベルス&文庫本(笑)

あのー、何でしょうね、どこがミステリ!?いやでもこれはミステリか……。てな、そういう感じが好きです。

それまでミステリ読んだこと無かったんだったなぁ。推理とか出来んのですよ(笑)

ところが京極作品。キャラクターも秀逸、文章は美麗、トリックというよりむしろあらゆる意味でのバックボーンには、「……推理?は?ナニソレ」的な諦めすら感じさせるものがありますね。というか怖くて余計なこと考えらんないです。

『姑獲鳥の夏』はあれは衝撃的でしたね……もう、ザァァァって血の気が引く音が聞こえましたからね。

どれが一番好き?と訊かれたら、答えらんないですが、一番後味が良かったのは『狂骨の夢』ですね。あれは朱美さんが好きで……あと、いさま屋が(笑)

一番判りやすかったのは『陰摩羅鬼の瑕』。憑き物落としの前に犯人がわかった唯一の作品。そして関口が一番カッコよかった作品でもあり(笑)

一番笑ったのは「京極堂シリーズ」外伝、別名「榎木津シリーズ」(笑)『百器徒然袋』ですね。こりゃアカン。暴走列車どころか爆発列車名探偵榎木津礼二郎。

そして、一番泣いたのは、「京極堂シリーズ」じゃあないんですが。

『嗤う伊右衛門』。

あの四谷怪談の「お岩さん」を題材にしたアレです。

そんでもって、こないだ映画見ました。テレビでやってたんで。

号泣。

あかん……あかんわ……!!

副題が「TrueLove」ってほんまやわ……!!

しかも伊右衛門が唐沢寿明、岩が小雪ってアンタ……!!

どんだけ美形夫婦なんだ……!!

……すんませんお岩さん、それ顔崩れてるって言わない……いや、確かに崩れてるけどそれでも美人なんですけど……お嫁に欲しいよ……(オイ)

しかも星間はただいまキャシャーン旋風に見舞われ、ブライ役の唐沢寿明に惚れたので伊右衛門が唐沢ってオオオオーイ!!ってなカンジです。(小早川伸木は見てません。あの人はもっとアクの強い役の方が色気が出る(オイ))

でもって、又市さァァァん!!(百介風に)

この人の台詞が原作通りでホント良かった。

又市は、まァ分かりやすく言えば騙り師なんですが、岩と伊右衛門の仲人もするわけです。

岩を結婚する気にさせるシーンで、こんなことを言うんですが。



 「想いってのはねお岩様、どんな想いでもそのまンま相手に通じることなんかねエんです。

  想われる方が勝手に作り出すもので御座居ましょうよ。」



 あー……、と惚けましたね。これ読んだ時ね。

 この、前にも後にも、又市はずらずらと言葉を並べ立てるんですがね。何て言うんですかねぇ、人ってのはやっかいだなぁと思ったですよ。

 とにかく泣けます『嗤う伊右衛門』。映画も泣けました。色気も血の気も山積みでしたがボロ泣きでした。ぜひお一人でご覧あれ。

 原作読んだ後で観ることをオススメします。原作で解けなかった「?」が映画で解けます。
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